【実務者研修の求人は多い？】

介護の資格としては、まず入門的な資格として介護職員初任者研修があります。

実務者研修は、介護職員初任者研修からもうワンランクアップした資格でより広く、専門的な知識や技能を身につけることのできる資格です。

では、実際に実務者研修の資格を取ることで仕事内容や待遇、転職における有利不利などはどのように変わってくるのでしょうか。

実務者研修の求人について調べてみました。

「実務者研修の介護求人について」の目次

実務者研修の仕事内容
実務者研修の求人事情
実務者研修の待遇について
実際の待遇を知るには？
実務者研修の介護求人を人気エリアから探す

実務者研修の仕事内容

【仕事内容が劇的に変わる資格ではない】

明確な違いはない？

基本的に介護職員初任者研修と比較して、実務者研修の資格を持っているから新たにできるようになるという仕事があるわけではありません。

無資格との比較においては、訪問介護員としての業務を行うにあたり、「介護職員初任者研修以上の資格を持っていること」という制限があり、実務者研修の資格は「介護職員初任者研修以上」に該当しますので、訪問介護の仕事ができるかどうかという違いがあります。

サービス提供責任者としの仕事

実務者研修の資格を得ることによって、サービス提供責任者としての勤務が可能になります。

実は、サービス提供責任者として業務を行うにあたり、実務者研修の資格が絶対に必要なわけではありません。

しかし、実際には介護報酬の金額に違いが出てくるなどの問題があったり、2019年度から介護職員初任者研修修了者（旧ホームヘルパー2級資格保有者）がサービス提供責任者の任用要件から外れるなどのことから、サービス提供責任者としての勤務には実務者研修あるいは介護福祉士の資格を持っていることを条件とする介護事業者は少なくありません。

たん吸引や経管栄養

たん吸引や経管栄養は医療行為であるため、従来は介護職員が行うことのできない仕事でした。

しかし、平成24年の法改正により一定の研修を受けることで、一定の条件下においては介護職であってもたんの吸引や経管栄養ができるようになりました。

実務者研修を持っていれば上記の医療行為ができるようになるわけではないのですが、基本研修が免除されるなど、研修修了に対しても有利になります。

もちろん、学んだ知識や技能を活かすことによって、さらに介護職としての仕事の幅を広げることができるでしょう。

実務者研修の求人事情

【資格があることで転職活動が有利に】

介護職の採用要件として、なんらかの資格を持っていることを設定している介護事業者は珍しくありませんが、そのハードルを「実務者研修」に設定している事業者は、正直それほど多くはありません。

しかし、サービス提供責任者を任せられる人材を採用したいと考えている場合や、ゆくゆくは管理職としての活躍を期待している場合などに、実務者研修を採用の要件にするケースもあります。

また、条件そのものには設定されていないとしても、例えば1名の採用枠に実務者研修の有資格者と介護職員初任者研修の有資格者の応募があった場合には実務者研修の資格を持っている方が有利に働くこともあり得るでしょう。

もちろん何の資格を持っているかで絶対的に有利になるわけではありませんが、少なくとも有利かそうではないかで言えば、有利であると言えそうです。

実務者研修の待遇について

【実務者研修の資格を取ることで給料もアップ】

実務者研修の資格を持っていることに対して数千円～1万円程度の資格手当を設定している介護事業者は珍しくありません。

しかし、その額が例えば介護職員初任者研修と比較して大幅に高いかというと、なかなかそうとも言えず、金額そのものに差がついていないケースもあります。

ですが、実務者研修の資格を持っていることが職場での役割や役職、キャリアアップといったことにつながっていき、給料などの待遇面を押し上げていくといったこともあるでしょう。

待遇については、他の資格と比較して格段にプラスがあるとは言い切れませんが、少なくともプラスの影響があることは間違いないでしょう。

また、加えて介護福祉士の資格を取得する（介護福祉士の受験資格には一定の教育課程を経るか、実務経験に加えて実務者研修の資格を持っていることが必要）ことで更なるキャリアアップにもつながる資格であるため、長い目ではより大きなプラスになるかもしれません。

実際の待遇を知るには？

【ファーストナビ介護を活用することで効率的な転職活動に】

実務者研修の資格を持っていたり、新たに取得した介護従事者が転職する場合、「結局のところ自分の給料はいくらになるのだろうか」ということが当然気になるでしょう。

資格手当がプラスになったとしても基本給がそれ以上にマイナスになってしまっては仕方がありませんし、実際に求人広告や求人票を見たとしても、そのあたりのことが良くわからないケースは珍しくありません。

できれば応募前の段階で、自分自身が採用対象となり得るのか、その場合にはどの程度の給料が期待できるのか、といったことは大まかにでも知っておきたいですよね。

そんなときにおすすめしたいのは求人案内サービスの活用です。

ファーストナビであれば、単に求人広告を見るだけではなく、担当エージェントが希望にあった求人を探したり、事前に「自分自身の」給与条件などの確認も可能です。

もちろんサービスの利用に費用が掛かることはありませんので、安心してご利用ください。

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