介護職の履歴書・職務経歴書の書き方の注意やポイントについて
「介護職の履歴書・職務経歴書の書き方の注意やポイントについて」の目次
履歴書の書き方の基本2点!
履歴書の書き方項目別8つのポイント
そもそも、なんで履歴書を書かないといけないの?
記入が済んだら
履歴書の提出の仕方は?
職務経歴書は必要?
履歴書の書き方の基本2点!
ケアマネジャーやケアワーカーなどの介護職の求人は他の職種と比較しても選択肢が多く、応募者に有利と言えますが、条件の良い求人では採用基準が厳しかったり、応募する人が多く競争率が高い事がほとんどです。
しっかりと内定を獲得し良い就業先を選ぶためにも、正しい履歴書の書き方を押さえておきたいですね。
① 文字は丁寧に清書する
文字は丁寧に書きましょう。文字の綺麗さよりむしろ採用側は「文字の書き方」を見ています。例えば、雑な書き方ではないか、欄に対して文字が小さすぎないか、誤字脱字がないかなどです。
文字が記入欄からはみ出したり、字が曲がったりナナメになったりしないように気をつけましょう。
略字も使わない方が無難です。
文字がその方の性格を表すと考える採用者も多く、上記のようなポイントは良く見られていますので、できれば「鉛筆等で下書きをしてからボールペンで清書する」事をおすすめします。
② 空白や空欄は極力なくす
空欄がなく、丁寧に書いた履歴書からはやはりやる気を感じ取る事ができます。
逆に空欄が目立ったり、文章量が極端に少ない履歴書ではやる気を疑われる事になりますのでしっかり書きましょう。
また、フリガナの欄にはちゃんとフリガナを記入しましょう。
「フリガナ」とカタカナで書かれていればカタカナで、「ふりがな」とひらがなで書かれていればひらがなでカナを振ります。
履歴書の書き方項目別8つのポイント
① 日付
履歴書を書いた日付ではなく、提出する日付を記載します。
② 写真
面接後に
”履歴書を見ながら採用を考える”、”履歴書を見ながら他のスタッフと相談する”という事は良くあります。
写真も手を抜かず、しっかり 3ヶ月以内に撮影した証明写真を貼りましょう。
はがれないようにしっかり貼り付けることをお忘れなく。
まれに糊付けを忘れて、履歴書と写真を別々に持ってきてしまう人がいますが、いい加減な印象を与えてしまうのでこれはNG。
スナップ写真の切り抜きやプリクラなどを履歴書に貼るのは言語道断です。
- 白いシャツに黒系のスーツかジャケット。コントラストで顔周りが明るく引き締まって見えます。 もちろん、自然な微笑みも忘れずに!(軽く広角を上げて柔らかい表情をするイメージで!)
- 髪が長い方は束ねる。色が明かるすぎるのはNG!介護業界や医療業界では一般的に髪の色は「7番まで」を上限とする事が多いです。
- 派手なアクセサリーや濃すぎるメイクも避けた方がよいでしょう。
【ヘアカラー色見本 介護医療業界の一般的な明るさ】
③ 経歴
学歴は、中学卒業以降の入学/卒業を記入する。高校は省略せずに「高等学校」と書きましょう。
新卒の就職活動の場合には、現在通学している学校を「卒業見込み」とします。
職歴は、現在までの入職・退職を記入します。介護以外の職歴がある場合はそれも忘れずに。
経歴はすべて省略せずに正しく書きましょう。
在職中の場合、「現在に至る」、退職した場合は「一身上の都合で退職」と記載しましょう。
在学中に介護施設などでアルバイトやボランティアをしていた場合などには、記載することでアピールポイントにすることができます。
ただし、ファーストフードやコンビニなど、在学中に行っていた業務と無関係のアルバイトを記載する必要はありません。
ひととおり記載が済んだら、次の行の右端に「以上」と記載します。
短期で辞めた職場については経歴に加えてなくても大丈夫?
「試用期間で辞めた職歴については履歴書に書かなくてもいいですよね?」
「社会保険に加入する前に辞めた職歴については履歴書に書かなくてもいいですよね?」
といった質問を受けることがあります。
短い職歴については、やむを得ない事情があったとしてもやはり印象が良いものではなく、隠してしまいたいと思う気持ちも理解できます。
履歴書に各職歴については、どういったケースは書かないといけなくて、どういったケースは書かなくてもよいのかが法律で決まっているわけではありませんので、良いともダメとも答えづらいというところです。
どちらかというと、良い悪いというよりも社会保険の加入や厚生年金の加入の実績があると、その履歴によって隠してもばれてしまう、というのが実際です。
しかし、採用する側の介護施設や訪問介護事業所としては、「経歴を詐称して応募してきた」と思う可能性があり、入職後のトラブルの原因になってしまうかもしれません。
基本的には短い職歴についても履歴書に記載し、早期で退職してしまった理由をちゃんと説明する、今回は長く勤める覚悟があることを伝える、という方が無難であるかもしれません。
④ 免許・資格
介護支援専門員(ケアマネジャー)、介護福祉士免許、ヘルパー資格、初任者研修、実務者研修については必ず記載しましょう。
介護事務や福祉用具専門相談員なども忘れずに記載しましょう。
実際の免許証や資格証を確認し、取得の年月を間違えないように気をつけてください。
新卒の就職活動で、まだ介護福祉士免許等を取得していない場合などには 20xx年 3月 介護福祉士免許取得見込み と記載します。
他の資格についても省略せずに正式名称で記載しましょう。英検3級など、級数が低く仕事と関係が薄い資格は、書かない方が無難です。
ただし、業務に関係するものであれば、必ずしも国家資格だけではなく、通信講座などで取得したいわゆる民間資格を記載することも可能です。
なお、運転免許は書いて問題ありません。
訪問介護事業所や送迎兼務の可能性もあるデイサービスなどであれば運転免許は必ず記載しましょう。
また、理学療法士や看護師、社会福祉士など、医療・福祉関係の資格(免許)を持っている場合には、大きなアピールポイントになりますので必ず記載しましょう。
⑤ 志望動機
志望動機の欄は、履歴書の中でも特に重要な項目ですので、しっかりと書きましょう。
志望動機がしっかり書けている履歴書からは、応募に対する熱意が伝わり、印象がよくなります。
逆に、明らかに手を抜いた内容であったり、文字数が極端に少なかったりすると、応募に対する熱意がないと判断され、印象が悪くなるので要注意です。
「面倒くさい」、「何を書いたら良いかわからない」などの理由で空白にしてしまうのはもってのほかです。
応募先の介護施設や訪問介護事業所などの印象をグッとよくする志望動機を書けるように頑張りましょう。
まず、「御社の企業理念に共感したため」などのありきたりなフレーズはNG。
また、「家から近かったため」、「給与が高いため」、「土日休みであったため」など、条件面だけの志望動機ですと、もっと良い条件の職場が見つかれば辞めてしまうかもしれないと思われてしまい、募集事業所から敬遠されがちです。
例え条件面に一番惹かれたとしても、ホームページなどで施設や事業所の特徴を調べ、興味を持ったきっかけやどんな部分に魅力を感じるのかを、自身のキャリアや目標、提供したい介護業務と結び付けて具体的に書きましょう。
書き方が分からず困ってしまう方は、下記「パターン別の印象のよい志望動機例」を参考にしてみてください。
また、前の職場の退職理由を記載する場合は、愚痴や文句にならないよう前向きな内容で記載しましょう。
面接でも質問される可能性が高いので、口頭でも自然に答えられるようにしておきたいですね。
※応募先について、病院やクリニックに対しては「貴院(きいん)」または「御院(おんいん)」、介護施設等を運営している企業に対しては「貴社(きしゃ)」または「御社(おんしゃ)」という言葉を使います。 面接時にも同様の言葉を使いますので覚えておきましょう。
特に、書面やメールなどの「文語」の場合は「貴院」「貴社」という言葉を使う方がよいとされています。
■パターン別の印象のよい志望動機例
※実際の募集事業所における志望動機の印象や、選考の結果等を保証するものではありません。予めご了承ください。
中途向け・常勤勤務の志望動機
訪問介護事業所から介護施設に応募する場合の志望動機例
私は現在訪問介護事業所にて、訪問介護員として勤務しています。 介護の仕事は非常にやりがいがあり、訪問介護の仕事も決して嫌いではありません。
しかし、どうしても限られた時間内でのコミュニケーションしかとることができず、より高齢者の方の生活に密着し、寄り添った介護をしていきたいと思うようになりました。
御社は有料老人ホームの運営実績が豊富であり、ホームページ等を拝見して介護観に共感し、こちらで働きたいと思いました。
今までの経験を活かし、介護施設での介護にチャレンジしていきたいと思います。
病院の看護助手から介護施設等に応募する場合の志望動機例
前職は急性期度合いの高い病院であり、どうしても多くの患者さんをさばいていくという印象があり、しっかりと患者さんひとりひとりに向き合える実感を持つことができませんでした。
御社であれば、ひとりひとりの入居者様の生活の場をサポートする介護職としてしっかり向き合っていくことにやりがいを感じることができると考え、志望いたしました。
以前より施設での高齢者介護に関心があり、専門的に経験したいと希望していました。
御社は介護度の高い入居者様が多く、また、看護師との連携などがしっかりしており、私のやりたい高齢者介護を実践できると考えました。
高齢者とのコミュニケーションには自信があり、今までの看護助手経験も活かしていくことで貴院に貢献できると思います。
高級有料老人ホームなどに応募する場合の志望動機例
前職では、入居者に対して介護士が基準ギリギリで回している介護施設で勤務していました。
仕事にはやりがいを感じていますが、長く勤務を続けていくにあたり「一人ひとりの入居者さんにもっと寄り添って仕事をしたい」という思いが強くなってきました。
御社では入居者さん一人ひとりにしっかり向き合い、生活の質を大事にした介護を行っていることを担当のエージェントから伺いました。
御社でならば、私の希望する介護業務を実践することが出来るのではないかと思い、志望いたしました。
病院へ看護助手として応募する場合の志望動機例
前職の介護施設では、入居者様の生活の場としてのサポートとしての介護を行ってきました。
また、私が在籍していた介護施設では積極的な治療を行わない方針であり、方針自体に疑問を感じるわけではないのですが、私としては治療を行い、少しでも長く元気で生きてもらえる可能性を探る医療機関で勤務したいと考えるようになりました。
病院での勤務経験はありませんが、介護施設での介護経験を活かして貴院に貢献できるよう頑張っていきたいと思います。
訪問介護事業所に応募する場合の志望動機例
知人の親族が在宅で介護を行っているという話を聞き、在宅介護、在宅医療に関心を持つようになりました。
今後はますます訪問介護をはじめとする在宅介護の重要性が増していくと考え、介護職としてチャレンジしたいと思っています。
また、個人的に高齢者の方と話すことが好きで、コミュニケーションを円滑にとることにも自信があります。
御社であれば私の希望する経験やスキルアップが可能であると考え志望いたしました。
勉強会やセミナー参加に積極的な介護施設等に応募する場合の志望動機例
私はまだまだ介護職としての経験も知識も十分ではありません。
もちろん、自分自身で学んでいくことで介護職として成長していくことが重要であると思っていますが、御社では勉強会の開催やセミナー参加の補助があると伺い、魅力を感じました。
積極的に勉強会やセミナーに参加し、介護職としてのスキルアップをしていくことでよりレベルの高い業務ができるようになり、貴院に貢していきたいと思います。
大規模な介護施設や大手チェーンに応募する場合の志望動機例
私はまだ介護職としての経験も知識も十分ではありません。
貴院のような大規模な施設でさまざまな入居者様を担当し、経験していくことで、介護職としてのキャリアの土台を築いていきたいと思います。
将来的には施設長など、マネジメントや管理職にもチャレンジしたいと考えています。
御社は社員育成の仕組みや研修が整っており、介護職としてのキャリアに幅を持たせることができることにも魅力に感じています。
家庭との両立をさせたい場合の志望動機例
前職では残業が多く、家庭との両立が困難になってしまい、やむを得ず退職に至りました。
御社は人員の余裕をもってシフトをしっかり組まれており残業がほとんどないと伺っていますので、家庭との両立を図りながら、長く勤務ができると考え、志望いたしました。
2歳の子供を保育園に預けて就業しているため、保育園に預けることのできない土曜日は勤務することができません。
前職では土曜日も勤務が必要であったため、パートという立場で勤務していました。
しかし、平日は夜も含めて勤務可能であり、これからは常勤としてより責任感を持って勤務したいと考えています。
常勤でも希望休の取得が可能なシフトを採用していらっしゃると伺っていますので、家庭との両立を図りながら、長く勤務ができると考え、志望いたしました。
パートから常勤に勤務形態を変更する場合の志望動機例
以前は常勤にて特別養護老人ホームでの勤務をしていましたが、結婚・出産を機に退職いたしました。
現在は自宅近くの病院にパートタイムにて復職し、勤務しています。
子育てがひと段落し、今後は再び常勤での勤務を希望しています。
現職の病院の職場環境には満足しているのですが、常勤での募集がなく、常勤に勤務形態を変更することができません。
今後は常勤として、今まで以上に責任を持って業務を行い、介護職としてのキャリアアップができる病院で勤務したく御社に応募いたしました。
新卒向け・常勤勤務の志望動機
訪問介護事業所に応募する場合の志望動機例
知人の親族が在宅で介護を行っているという話を聞き、在宅介護、在宅医療に関心を持つようになりました。
今後はますます訪問介護をはじめとする在宅介護の重要性が増していくと考え、介護職としてチャレンジしたいと思っています。
また、個人的に高齢者の方と話すことが好きで、コミュニケーションを円滑にとることにも自信があります。
御社であれば私の希望する経験やスキルアップが可能であると考え志望いたしました。
大規模な介護施設や大手チェーンに応募する場合の志望動機例
私はまだ介護職としての経験も知識も十分ではありません。
御社のような大規模な施設でさまざまな入居者様を担当し、経験していくことで、介護職としてのキャリアの土台を築いていきたいと思います。
また、御社は多くの有料老人ホームを運営しており、さまざまな施設にてさまざまな経験をすることができると思いました。
介護職としてのキャリアに幅を持たせることができることにも魅力に感じています。
中途向け・パート勤務の志望動機
週1、2回など少ない勤務回数を希望する場合の志望動機例
結婚、出産を機に家庭に入っていましたが、少し子育ても落ち着いてきたため、パートにて復職を希望しています。
将来的には日数を増やすことも検討していますが、家庭との両立のバランスを考えながら勤務日数等を調整していきたいと思っています。
御社では週1回からの勤務が可能であり、サポート体制もしっかりしていると担当のエージェントから伺い、しっかりと長く働くことができるのではないかと思い、志望いたしました。
午前中のみなど短い時間での勤務を希望する場合の志望動機例
結婚、出産を機に家庭に入っていましたが、少し子育ても落ち着いてきたため、パートにて復職を希望しています。
将来的には時間を延長することも検討していますが、家庭との両立のバランスを考えながら勤務時間等を調整していきたいと思っています。
御社では14時までの勤務が可能であり、サポート体制もしっかりしていると担当のエージェントから伺い、しっかりと長く働くことができるのではないかと思い、志望いたしました。
ブランクがある場合の志望動機例
結婚、出産を機に前職の病院を退職いたしました。
この度子育ても多少落ち着き、パートとして復職したいと考えています。
御社では復職のサポート体制もしっかりしており、同年代の介護職の方も活躍していると担当のエージェントから伺い、御社で頑張ってみたいという気持ちになり応募いたしました。
○年間、介護業務のブランクが空いていますが、限られた時間の中でも御社に貢献できるよう努力していきたいと思います。
⑥ 自己PR(長所・短所)
介護職として求められたり、ふさわしい人物像をイメージしながら書きましょう。
うまく書けない人は介護職として求められる事が多い「コミュニケーション能力がある」「明るい」「丁寧」などの内容を取り入れて書けないか考えてみると良いと思います。
例えば、「人と接する事が好きで、誰とでも物怖じせず話す事ができます。」などです。
短所については、業務上で大きな支障のでない当たり障りのない内容が無難です。
また、短所は長所との裏返しなので、うまく長所につなげて伝えることがポイントです。
「短所は細かい事を気にしすぎる事ですが、業務上ではミスなく仕事をすることにつながっています」などマイナスの印象からプラスの印象に変える書き方を心掛けましょう。
⑦ 趣味・特技
趣味や特技はあなたらしさを伝える場です。
「特になし」は避け、必ず1つは書いてあなたの人間性を伝えましょう。
趣味は書くことが思いつかなければ、無難なところで「音楽鑑賞」、「映画鑑賞」、「スポーツ(観戦)」、「読書」、「食べ歩き」などでよいと思います。
特技は、介護関連の手技などが書ければ理想ですが、「誰とでもすぐに仲良くなれる」、「高齢者(年の離れた人、年上の人)に好かれる」、「嫌なことがあってもすぐ忘れる」など、仕事にもプラスになると感じられるようなことが書けるとよいでしょう。
⑧ その他特記事項
絶対にゆずれない入職日や、時間や勤務の制限など、何かやむを得ない事情がある場合には記載します。
書き方によってはワガママな印象となる事もあります。
上手く文章で書けない場合は口頭で伝える事も検討しましょう。
特にない人は、「特になし」あるいは「御社規定に従います」と書いておけばOKです。
[参考]介護職(入学・卒業年早見表)
経歴を記載する際に、自身の入学卒業年度が思い出せない場合は、下記の早見表を見て頂ければ、生年月日から各年度を確認する事ができます。
※1月~3月生まれの方は1年マイナスします。
生年 (年号/西暦) |
高校 | 専門学校 | 大学 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
入学(15歳) | 卒業(18歳) | 入学(15歳) | 卒業 | |||
卒業(3年制・21歳) | 卒業(2年制・20歳) | 卒業(4年制・22歳) | ||||
昭和45年/1970年 | 昭和61年 | 平成1年 | 平成1年 | 平成4年 | 平成3年 | 平成5年 |
昭和46年/1971年 | 昭和62年 | 平成2年 | 平成2年 | 平成5年 | 平成4年 | 平成6年 |
昭和47年/1972年 | 昭和63年 | 平成3年 | 平成3年 | 平成6年 | 平成5年 | 平成7年 |
昭和48年/1973年 | 平成1年 | 平成4年 | 平成4年 | 平成7年 | 平成6年 | 平成8年 |
昭和49年/1974年 | 平成2年 | 平成5年 | 平成5年 | 平成8年 | 平成7年 | 平成9年 |
昭和50年/1975年 | 平成3年 | 平成6年 | 平成6年 | 平成9年 | 平成8年 | 平成10年 |
昭和51年/1976年 | 平成4年 | 平成7年 | 平成7年 | 平成10年 | 平成9年 | 平成11年 |
昭和52年/1977年 | 平成5年 | 平成8年 | 平成8年 | 平成11年 | 平成10年 | 平成12年 |
昭和53年/1978年 | 平成6年 | 平成9年 | 平成9年 | 平成12年 | 平成11年 | 平成13年 |
昭和54年/1979年 | 平成7年 | 平成10年 | 平成10年 | 平成13年 | 平成12年 | 平成14年 |
昭和55年/1980年 | 平成8年 | 平成11年 | 平成11年 | 平成14年 | 平成13年 | 平成15年 |
昭和56年/1981年 | 平成9年 | 平成12年 | 平成12年 | 平成15年 | 平成14年 | 平成16年 |
昭和57年/1982年 | 平成10年 | 平成13年 | 平成13年 | 平成16年 | 平成15年 | 平成17年 |
昭和58年/1983年 | 平成11年 | 平成14年 | 平成14年 | 平成17年 | 平成16年 | 平成18年 |
昭和59年/1984年 | 平成12年 | 平成15年 | 平成15年 | 平成18年 | 平成17年 | 平成19年 |
昭和60年/1985年 | 平成13年 | 平成16年 | 平成16年 | 平成19年 | 平成18年 | 平成20年 |
昭和61年/1986年 | 平成14年 | 平成17年 | 平成17年 | 平成20年 | 平成19年 | 平成21年 |
昭和62年/1987年 | 平成15年 | 平成18年 | 平成18年 | 平成21年 | 平成20年 | 平成22年 |
昭和63年/1988年 | 平成16年 | 平成19年 | 平成19年 | 平成22年 | 平成21年 | 平成23年 |
平成1年/1989年 | 平成17年 | 平成20年 | 平成20年 | 平成23年 | 平成22年 | 平成24年 |
平成2年/1990年 | 平成18年 | 平成21年 | 平成21年 | 平成24年 | 平成23年 | 平成25年 |
平成3年/1991年 | 平成19年 | 平成22年 | 平成22年 | 平成25年 | 平成24年 | 平成26年 |
平成4年/1992年 | 平成20年 | 平成23年 | 平成23年 | 平成26年 | 平成25年 | 平成27年 |
そもそも、なんで履歴書を書かないといけないの?
介護施設や事業所などの募集事業所が、なんの目的で履歴書の提出を求めているのか、履歴書を何に使っているのかを知っておくことで、より良い履歴書を作成することができます。
募集の条件と、応募者の条件が合っているかを確認するため
- 現実的に通勤ができる範囲に住んでいるか
- 必要な資格や経験を持っているか
- 募集しているシフトに入ることができるのか(主にパート)
介護施設や事業所などの募集事業所は上記のことなどを確認します。
どんなに面接の印象が良くても、条件が合わずに採用できないケースがあるため、書面(履歴書)によって事前の確認をするのです。
面接の流れを決めるため
履歴書の内容でを確認することで、
- 早期退職しているところの離職理由を聞きたい
- 志望理由をもっと詳細に知りたい
- 子どもが小さいようだが、勤務に支障がないのか確認しておきたい
など、面接で確認するべきことを事前に整理することもあります。
最終的に採用を決定する際の話し合いなどに使う
人事担当者や施設長が採用を決定する前に、他のスタッフに相談をしてから決めるケースもあります。
「こういう人が面接に来た」、「こういう話をした」というだけではなく、履歴書を見せながら話をすることもあるでしょう。
また、応募者が多数であった場合などには、誰が誰だかわからなくならないように、履歴書を使って応募者の整理を行うことも多いと思います。
記入が済んだら
見直しをする
すべての記入が済んだら、必ず最後にもう一度見直しましょう。 特に誤字、脱字、年などの数字は要注意です。 家族や先生に見てもらうことも有効です。
コピーを取っておく
念のため、コピーを取って保管しておきましょう。
また、面接時には履歴書に書いたことについて質問をされたり、面接官(人事担当者や施設長など)が履歴書を見ながら面接を進めることもあります。
面接前には履歴書に記載した内容を確認しておきましょう。
履歴書の提出の仕方は?
応募先の介護施設や事業所に履歴書を提出するタイミングは、
- まずは書類選考として履歴書を郵送で送る
- 面接の際に持っていき、その場で渡す
のどちらかであることがほとんどだと思います。
どちらの場合であっても、左下に「履歴書在中」と書かれた封筒を使用しましょう。
市販の履歴書を使用する場合にはほぼ確実にセットで入っていますので、それを使用して問題ありません。
書き損じなどでなくなってしまった場合には、一般的な封筒の表面左下部に、赤字で「履歴書在中」と記載します。
郵送で送る場合の注意点
郵送で送る場合には、通常の手紙などの郵送物と同様に、表面に応募先の介護施設等の郵便番号、住所、応募先名を記載します。
郵便番号がわからなくても、インターネットで簡単に調べることができますので、調べて記入するようにしましょう。
応募先名については、 社会福祉法人○○会 特別養護老人ホーム○○ 施設長 △△様 社会福祉法人○○会 特別養護老人ホーム○○ 採用ご担当 △△様 というような書き方をします。
応募の際に、履歴書の郵送を求められたら 「履歴書はどなた宛にお送りすればよいでしょうか」 と確認し、その方の名前を書くのが理想です。
担当者の名前が聞き取れなければちゃんと聞きなおし、間違えのないようにしましょう。
「漢字はどのような字ですか」 というのも確認しておいた方がよいですね。
担当者の名前がわからなかったり、聞きそびれて再度の確認が難しい場合などには
社会福祉法人○○会 特別養護老人ホーム○○ 採用ご担当者様
あるいは
社会福祉法人○○会 特別養護老人ホーム○○御中 と書くのがよいでしょう。
なお、「様」は人に対して、「御中」は会社や部署などの組織に対して使う言葉ですので、
社会福祉法人○○会 特別養護老人ホーム○○ 施設長 △△御中
社会福祉法人○○会 特別養護老人ホーム○○ 採用ご担当 △△御中
社会福祉法人○○会 特別養護老人ホーム○○ 採用ご担当者御中
社会福祉法人○○会 特別養護老人ホーム○○様
などという書き方は誤りですので避けるべきです。
社会福祉法人○○会 特別養護老人ホーム○○ 施設長 △△様 御中
などのように「様」と「御中」を重ねて使用している人もいますが、これも誤りです。
社会福祉法人○○会 特別養護老人ホーム○○ △△施設長様
などのように「役職」と「様」を重ねて使用するのも誤りですので気をつけましょう。
また、社会福祉法人を(社)と略したり、株式会社を(株)と略すのも避けましょう。
裏面には左側に自分の郵便番号、住所と名前を記入します。
次にしっかりと封をして、裏面の糊付け部に〆を書きます。
これは封をしていますよ(書いた人以外、まだ誰も中身をみていませんよ)という印です。
最後に、必要な切手を貼って、投函すれば完了です。
面接時で渡す場合の注意点
先ほど記載したとおり、面接の際に持っていく場合でも履歴書は封筒に入れて提出します。
意外とそのままむき出しで持って来たり、クリアファイルに入れて持ってくる介護職の方もいますが、あまり印象はよくありません。
郵送ではないので郵便番号や住所の記載は必要ありませんが、表面に応募先名と裏面に自分の氏名を記入します。
直接手渡しする場合には、封をしていなくても気にしない施設長などの担当者が多いと思いますが、封をしておいて損をすることはありません。
履歴書を渡すタイミングは、多くの場合は介護施設や事業所などの募集事業所から
「履歴書をお預かりしますね」
などと言ってもらえますが、そういった言葉がなければ、面接開始のタイミングで面接官に
「履歴書です」
と渡せば問題ありません。
上下を逆で持って、相手に読みやすい向きで渡すことを忘れないようにしましょう。
職務経歴書は必要?
一般企業では履歴書と併せて、応募者に職務経歴書の提出を求める企業も多くなってきています。
しかし、病院などの医療機関や介護施設、訪問介護事業所などでは応募してきた介護職の方に職務経歴書の提出を求めるところはあまり多くありません。
必要かどうかで言えば、多くの場合、職務経歴書は不要だと言えます。
とはいえ、職務経歴書を用意できればより印象が良くなることも間違いありません。
職務経歴書とは?
職務経歴書とは、応募者(介護職者)自身の経験してきた職務、仕事の内容やその経歴を記載する書類です。
履歴書の職歴欄には、具体的な勤務先と勤務期間程度しか記載できませんが、職務経歴書ではもっと踏み込んだ詳細な内容を記載します。
求人側の介護施設や事業所等にとっては、応募してきた介護職者の職務経験や能力、スキルが求めている水準であるかどうかを判断する材料となります。
職務経歴書の用紙は?
職務経歴書の用紙も文房具店等で売ってはいますが、普通のA4用紙(コピー用紙)に自由形式で書く場合が多いようです。
インターネットで検索するとフォーマットを見つけることもできると思います。
また、職務経歴書は履歴書に比べ、手書きよりもパソコンによる作成が一般的です。
職務経歴書に記載する内容
【介護職の職務経歴書サンプルとポイント】
ポイント1:職務概要
職歴の全体について、3~5行程度にまとめて記載します。
あくまでまとめですので、必要以上に長くなりすぎるのもあまり良くありません。
ポイント2:職務経歴
履歴書とは逆でややこしいのですが、職務経歴書では新しい順に職歴を記載していくことが一般的です。
特に介護に関する経験はパートの職歴も含めて極力すべて記載しましょう。
ポイント3:職務内容
「職務経歴」の中の職務内容については、今までの勤務先それぞれについて
- どんな入居者さんが多かったのか
- 一日の仕事の流れはどんなものだったのか
- 主にどんな役割、業務を担当していたのか
といったことを記載するとよいと思います。
ポイント4:自己PR
苦手だという介護職の方も多いですが、できるPRはしっかり行いましょう。
「人とのコミュニケーションが好き」、「コツコツ仕事を頑張れる」、「まじめに一生懸命仕事に向き合える」、「高齢者介護の仕事が好き」
こういったことは立派なPRポイントです。
もちろん、介護に関わる資格を持っている場合にはしっかりPRしておきましょう。
職務経歴書の提出
職務経歴書を提出するタイミングや方法については、履歴書と併せて提出すれば問題ないと思います。 履歴書を提出する際に封入する封筒に、職務経歴書も一緒に入れておきましょう。
しっかりした職務経歴書を提出することで、応募に対する熱意を伝え、より採用してもらえる可能性を高めることができますので、作成できそうな介護職の方は是非職務経歴書作成にチャレンジしてみてください。
以上を参考に履歴書・職務経歴書を作成し、納得の転職活動を実現して下さいね!
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