介護職の転職活動を成功させるためのポイントとは
介護業界は慢性的な人手不足の業界であり、介護職の求人を探すことは決して難しいことではありません。
場合によっては、通勤圏内で今の職場よりも条件のよさそうな求人をいくつも見つけることができることもあります。
しかし、実際には面接で不採用になってしまう介護職者も多いですし、せっかく見つけた転職先でもうまくいかずに早期に退職してしまうケースもあります。
条件や職場環境のよい求人で内定を獲得し、しっかりとキャリアを築いていくためにはどのようなことがポイントになるのでしょうか。
介護職の転職活動成功のためのポイントをまとめました。
ポイント1:社会人としての自覚を持った誠意ある行動をしよう
ポイント2:面接のキャンセルは厳禁
ポイント3:履歴書をしっかり書こう
ポイント4:面接の事前対策をしよう
社会人として誠意ある転職活動を
【社会人として良識・常識のある行動を!】
転職活動は自分だけでしているわけではない
実際には転職をしなかったとしても、応募先の担当者の方や転職エージェント、実際に転職した場合には現職の上司や人事担当の方など、自分の転職活動には多くの人が関わってきます。
そこに転職しなければ関係ない、辞めてしまえば関係ないという態度ではなく、社会人として常識のある活動を心がけましょう。
実際には世の中は狭い
特に介護という業界は案外狭いものです。
過去に失礼な態度をとったり、迷惑をかけてしまった人と仕事上で付き合いをもつようなこともあるかもしれません。
求人に応募したのち、気が変わって応募を取り消す際に失礼なことをした相手が、自分が働いている職場に上司として転職してくることもあるかもしれません。
そのたびに転職を繰り返しては人手不足の介護業界であっても、よい条件で働くことは難しくなってくるでしょう。
相手に失礼をしない、迷惑をかけないという心がけを持つことはとても重要なのです。
面接のキャンセルは厳禁です
【面接の約束は守ることが大前提】
転職活動において最もいろいろな人に迷惑をかけるのが、面接や就業についての「キャンセル」です。
特に無断で面接をキャンセルすることは言語道断で、想像以上に多くの介護業界の人事担当者の心象を悪くし、今後のキャリアによくない影響を及ぼします。
気が進まないな、と思っても面接に行くという「約束」はしっかり果たしましょう。
実際に見てみたことで思わぬ発見があるかもしれませんし、面接を受けたうえで断ることはまず間違いなく問題にはなりません。
「迷ったけど話を聞いてみてよかった」と思うことはあっても「やっぱりキャンセルしてよかった」と思うことはないものです。
履歴書はしっかり書こう
【履歴書は丁寧に全ての項目を記載】
履歴書を書くのは面倒ですが、いい加減に書いた履歴書は相手に伝わりますし、確実に印象を悪くします。
しっかり履歴書を書くことで面接官の印象も良くなりますし、面接のやりとりのスムーズになることで内定を獲得しやすくもなります。
面倒くさがらずにしっかり、丁寧に書きましょう。
誤字脱字に注意
まずは基本的なこととして、字は丁寧に書き、誤字脱字に注意しましょう。
あまり上手ではなかったとしても、丁寧に書いたかどうかは意外とわかるものです。
誤字脱字があったり、二重線や修正液での修正があるのも印象を悪くします。 間違ってしまったら書き直すことをおすすめします。
また、PCでの作成については問題ないという事業所が多くなっていますが、中には手書きがよいという考えの事業所もあるので注意が必要です。
学歴・職歴欄
まず学歴・職歴欄の最初の行の真ん中に「学歴」と記載し、一行開けて学歴を記載します。
学歴は中学卒業から記載します。
学歴の記載が終わったら、一行開けてその行の真ん中に「職歴」と記載し、また一行開けて職歴を記載します。
職歴をもれなく記載し、職歴の最後の行の次の行の右側に「以上」と記載します。
志望動機
志望動機を書くのは難しいものですが、しっかり書くことでPRすることもできます。
志望動機そのものにオリジナリティを求める事業所はほとんどありませんが、下記の内容を盛り込むことで印象がグンとアップします。
- 応募先事業所の○○(事業所の特徴)が魅力的だった
- ご縁があって入社できたらしっかり働きたいと思っている
- 締めは「やる気はありますので、よろしくお願いいたします。」
希望条件
履歴書に希望を書いても条件がよくなることはありません。
「○月より、正社員(非常勤)としての勤務を希望します。」と記載しましょう。
その他、履歴書のより細かい内容や書き方の詳細についてはこちらの記事を参考にしてください。
面接・見学の注意点
【面接ではどんなことに注意する?】
面接や見学についても、しっかり事前準備をしておくかどうかで結果が大きく変わってきます。
魅力的な求人はなおさら、面接の印象がよくないとアッサリ不採用になってしまいがちです。
伝えるべきこととは
面接で見られる大きなポイントは「入社したら頑張って仕事をしてくれそうか(すぐ辞めたりしないか)」、「周りのスタッフたちとうまくやっていけそうか」という点です。
「やる気がある」、「頑張る」、「長く勤めたいと思っている」といったことを面接の中で直接伝えることで「頑張ってくれそうだな」と思ってもらうことが重要です。
また、「最初は慣れるまでご迷惑をおかけしますが早く戦力になれるよう頑張ります」などと伝えることで「謙虚さ」をアピールできると、周りとの折り合いについても安心してもらえます。
注意すべきポイントとは
面接や見学での印象をアップさせるために、以下のことに注意しましょう。
できればスーツで
可能であれば服装はスーツが望ましいといえます。
なければ、なるべくカジュアルになりすぎないような服装を選びましょう。
ジーンズやスニーカーはあまりおススメできません。
また、男性はひげをそるなど、清潔感が出るように注意しましょう。
笑顔と声の大きさ
面接官以外でも、職員の方とすれちがったりした際には明るい声であいさつしましょう。
緊張すると表情もかたくなり、声も小さくなりがちです。
笑顔と、大きめの声を意識することで印象がかなりよくなります。
愚痴っぽくしない
前職の退職理由を話す時などに、愚痴や悪口のような話になってしまうことがありますが、これはかなり印象を悪くします。
なるべく愚痴っぽくならないように、これから前向きに頑張るという話をしましょう。
メモを取る
筆記用具は必ず持参し、メモをとりましょう。
真剣に向き合っているという姿勢が相手の姿勢も真剣なものにし、内定を引き寄せます。
面接のときだけではなく、見学時にもメモを取りながら見学するとかなり好印象です。
聞かれそうなことは事前に整理を
志望動機、前職の退職理由、長所・短所、今までの経験や仕事内容などはよく聞かれますので、あらかじめ答えを考えておきましょう。
また、ホームページをチェックし、応募先の事業所について知っておくことで会話がスムーズになるでしょう。
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